米国株は景気敏感株を中心に上値が重く、調整が続いている。財政拡大期待で長期金利は底打ちし、上昇気味だ。金利低下を背景とする金融相場、資産価格の上昇は見込みにくくなった。

　欧米での感染拡大は景気先行き懸念を強めている。実際、一部の経済指標に景気回復基調のペースダウンが顕在化し始めた。金融政策は超金融緩和で景気を下支えしているが、移動制限の再強化は…