今週のポイント 米住宅着工件数(11月17日) 戸建て主導の回復が継続=窪谷浩
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11月17日に米国で10月の住宅着工、建設許可件数が発表される。住宅着工件数は、月中に着工された民間部門の新築住宅件数を商務省センサス局が推計した統計だ。また、同時に発表される許可件数は着工件数の先行指標として注目される。
まず、9月の結果を振り返ると、着工件数は季節調整済み年率換算で141.5万件となった。これは新型コロナウイルスの流行後に落ち込んだ今年4月の同93.4万件からは大幅な増加となっているものの、新型コロナ流行前の今年1月の同161.7万件を依然下回っている。
もっとも、着工件数のうち、戸建ては110.8万件と、こちらは2007年6月の同113.1万件以来の水準となっており、新型コロナ流行前を上回って回復していることが分かる。
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週刊エコノミスト
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