NY市場 法人税率引き上げが焦点=村山誠
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11月13日時点の調査会社リフィニティブによる集計では、米主要大型株で構成されるS&P500指数の構成企業の1株当たり利益(EPS)は、2020年は新型コロナウイルスの影響で大きく落ち込むが、21年に回復し、過去最高益だった19年の水準を超え、22年にかけて最高益を更新すると予想されている。
大統領選挙で当選確実となったバイデン氏は連邦法人税率について、トランプ政権が引き下げた分の半分を引き上げると主張してきた。仮に税率引き上げ法案が21年中に成立し、翌年度から適用されれば、22年のS&P500構成企業のEPSは、現在の予想水準から4%強引き下げられると、野村証券投資情報部では試算している。この程度の利益の押し下げならば、22年の過去最高益更新の見通しは変わらないと予想される…
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週刊エコノミスト
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