新規会員は2カ月無料!「年末とくとくキャンペーン」実施中です!

マーケット・金融 THE MARKET

長期金利 0%を幾分上回る水準=海老原慎司

 米大統領選の結果を巡る不確実性が後退する中、米大手製薬企業が、開発中の新型コロナウイルスワクチンが9割以上の効果との暫定結果を公表した。これを受けて世界の金融市場はリスク選好が進んだ。すなわち、先進国の債券相場が下落し、また日本株がバブル崩壊後の戻り高値を更新する中で、国内債券市場も長い年限の金利に上昇圧力が加わる展開となった。

 ただ、世界の中央銀行が2%を上回る物価水準を許容するスタンスを示す中で、前述のような市場の状況があったとしても、中央銀行の低金利政策が長く続くという市場関係者の見方を根底から変えるには至らないだろう。新型コロナ感染再拡大に伴い、実体経済に強い下振れリスクが残る中では、なおさらである。

残り116文字(全文425文字)

週刊エコノミスト

週刊エコノミストオンラインは、月額制の有料会員向けサービスです。
有料会員になると、続きをお読みいただけます。

・会員限定の有料記事が読み放題
・1989年からの誌面掲載記事検索
・デジタル紙面で直近2カ月分のバックナンバーが読める

通常価格 月額2,040円(税込)が、今なら2ヶ月0円

週刊エコノミスト最新号のご案内

週刊エコノミスト最新号

12月3日号

経済学の現在地16 米国分断解消のカギとなる共感 主流派経済学の課題に重なる■安藤大介18 インタビュー 野中 郁次郎 一橋大学名誉教授 「全身全霊で相手に共感し可能となる暗黙知の共有」20 共同体メカニズム 危機の時代にこそ増す必要性 信頼・利他・互恵・徳で活性化 ■大垣 昌夫23 Q&A [目次を見る]

デジタル紙面ビューアーで読む

おすすめ情報

編集部からのおすすめ

最新の注目記事