今週のポイント インドの国内総生産(11月27日) コロナ深刻化で2期連続マイナス=斉藤誠
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11月27日にインドで7〜9月期のGDP(国内総生産)が公表される。インド経済は新型コロナ感染拡大と活動制限措置の影響で厳しい局面にある。4〜6月期は全土封鎖の影響で実質GDPが前年同期比23.9%減と急減した。
インド政府は6月から封鎖解除を始め、現在感染が集中する封じ込め地区以外では、ほとんどの活動制限が解除されている。従って、7〜9月期は経済再開によって景気の最悪期を脱するだろう。しかし、インドは新規感染者数が世界最多で推移した。コロナ深刻化によるマインドの悪化が景気の重しとなり、2期連続マイナス成長は確実だ。
内需は投資を中心に減少するだろう。7〜9月の鉱工業生産指数を見ると、消費財生産は前年同期比3.6%減(前期:同38.6%減)とマイナス幅が小幅に縮小したが、資本財生産は同13.6%減(前期:同64.8%減)と大幅な減少が続いた。
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週刊エコノミスト
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