マーケット・金融THE MARKET

東京市場 ストラテジストが読む 環境車関連相場が佳境に=藤戸則弘

     米大統領選でバイデン元副大統領が事実上勝利したことで、米国は一気に環境重視の政策にシフトすると思われる。バイデン氏は選挙公約で環境投資に注力すると表明しているが、特に電気自動車(EV)化の流れを加速させる可能性が高い。

     例えば、乗用車・トラックの環境基準規制強化や、EV製造への補助金、ガソリンなど従来型の燃料を動力源にしない新エネルギー車への買い替え補助、50万台のスクールバスのEV化などの項目が含まれている。また、世界最大の自動車生産・販売国である中国も、2035年までにEVとハイブリッド車以外の製造をゼロにする目標を発表している。環境意識の高い欧州でも、EV化は一段と進展する可能性が高く、世界的な大潮流となろう。

     株式市場ではEV化を先取りする相場が佳境に入っている。米テスラの時価総額は、すでにトヨタ自動車の倍以上になっているが、中国のEVメーカー上海蔚来汽車(NIO)や小鵬汽車(シャオペン)の株価も急騰している。実体経済とかけ離れたマネー相場の危うさを内包しているが、中長期的に見た有望性は揺るがず、市場は高く評価していると思われる。

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