東京市場 ストラテジストが読む 日経平均は3万円狙う展開に=三井郁男
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日経平均株価は11月に2万6000円台に乗せ、29年ぶりの水準を回復した。29年前はバブル崩壊後バランスシート調整が続く長期低迷が始まった頃だ。今回はコロナ禍により、企業が持続可能性を見つめ直し、長期的な観点からあるべき姿を模索し始めた起点とも捉えられる。コロナの動向次第で荒い値動きもあるだろうが、日本株の上昇は続く可能性が高く投資のチャンスが到来したと捉えるべきだろう。
経済協力開発機構(OECD)の12月経済見通しによると、2020年の世界の実質成長率は4・2%のマイナス成長となるが、21年は4・2%成長に戻る。コロナワクチン開発が進み、来年10~12月期には19年の10~12月期水準に回復する見通しだ。日本の国内総生産(GDP)は、20年は5・3%減少するが、堅調な輸出に東京オリンピックが無事に開催されることになれば、21年は2・3%、22年に1・5%のプラ…
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週刊エコノミスト
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