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「国家VS巨大IT企業」米国で反独占の訴訟相次ぐ背景

米IT大手のグーグル本社=米カリフォルニア州で2020年2月、中井正裕撮影
米IT大手のグーグル本社=米カリフォルニア州で2020年2月、中井正裕撮影

 米司法省など独占禁止法(反トラスト法)を審査する規制当局が、米グーグルや米フェイスブック(FB)など「GAFA」と呼ばれる巨大IT企業を独禁法違反の疑いで続々と米連邦地裁に提訴している。

 相次ぐ提訴の背景にはGAFAの経済・社会的影響力が強まったことへの警戒があり、今回の訴訟は「国家」対「GAFA」の様相だ。米当局はGAFAの企業分割を含む是正措置を求める構えで、法廷闘争の長期化は必至だ。

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