マーケット・金融マーケット総予測 2021

為替 1ドル=98円までの円高予想=唐鎌大輔

     今年の金融市場も「株高・金利低下・ドル安」の流れが基本と考える。米金融政策の新枠組「アベレージターゲット」は「平均プラス2%」の物価安定が確認されるまで緩和を継続すると銘打っており、これを受けて市場は2024年後半までのゼロ金利継続を当て込んでいる。また、GDP(国内総生産)比で見れば戦後最悪と言える米国の財政赤字も続きそうであり、「ドルの過剰感」も拭いがたい。

     こうした状況下、為替市場ではドル全面安が基本シナリオになろう。結果、円高、ユーロ高は継続すると予想する。この点、ユーロ・円相場を考える上では「ユーロと円、どちらか強いのか」という「強いもの比べ」の視点が大事になる。これは明確にユーロだろう。

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