マーケット・金融マーケット総予測 2021

為替 1ドル=95円までの円高も=宇野大介

     今年の外国為替相場は、ユーロが主役となろう。米バイデン政権下の財政拡張に伴う悪い金利上昇や、金融緩和による金利低下、そして民主党の為替政策に伴うドル安志向がいずれもドル売り材料となる。デジタル通貨や仮想通貨の台頭と相まって、基軸通貨としてのドルの価値毀損(きそん)という流れも作用する。そうした中で、世界一のコロナ感染大国・米国の感染の季節性と、米中関係などの外部環境との綱引きとなる。

     一方で、ユーロ圏では2021年から7年に及ぶ復興基金を含む中期予算が割り振られていく。かつ財政で欧州は一枚岩となり、当面は日米対比で優位だ。その結果、ユーロ・円は18年前半の1ユーロ=135円程度までの円安となろう。ドルも円も売られるためドル・円は動きがなくなるが、最後に唯一、ドル売りの相場が取れる金融商品ということで、ドル・円で一時的に1ドル=95円前後までのドル売りの場面もあると見込む。

    残り127文字(全文519文字)

    週刊エコノミスト

    週刊エコノミストオンラインは、月額制の有料会員向けサービスです。
    有料会員になると、続きをお読みいただけます。

    ・会員限定の有料記事が読み放題
    ・1989年からの誌面掲載記事検索
    ・デジタル紙面で過去8号分のバックナンバーが読める

    通常価格 月額2,040円(税込)

    週刊エコノミスト最新号のご案内

    週刊エコノミスト最新号

    2月1日号

    需要大爆発 半導体 メタバース、グリーン、デジタル14 業界予測超える新次元成長 日本の期待は装置・材料 ■村田 晋一郎/斎藤 信世17 需要が爆発 世界的なデジタル、グリーン化 ■南川 明20 不足解消は? 最短22年春も常態化の懸念 ■戸澤 正紀21 インタビュー 貝沼 由久 ミネベアミツミ会長 [目次を見る]

    デジタル紙面ビューアーで読む

    おすすめ情報

    編集部からのおすすめ

    最新の注目記事