「未来志向」を可能にする長期視点経営・入山教授
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入山章栄・早稲田大大学院教授の連載「未来を拓(ひら)く経営理論」は、世界の経営学の知見をビジネスパーソンが実践できる形で分かりやすく紹介していきます。家業を含む同族企業という経営形態が持つ独特の強さ。今回のキーワードは、イノベーションに不可欠な「長期視点が生み出す未来志向」です。
入山教授の「未来を拓く経営理論」
同族企業の強さを考える上で重要なのが長期視点の経営ができるという点です。
経営者が中長期的な方向性を持ち、それに心から納得できて初めて、会社はその未来に向かって投資ができます。そこが欠けていると、目の前ではなく離れたところにある知の「探索」が行われず、イノベーションが途切れてしまいます。
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週刊エコノミスト
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