東京市場 ストラテジストが読む 5GにEV─順風続く電子部品=藤戸則弘
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米アップルの2020年10~12月期決算は素晴らしかった。売上高、利益ともに事前予測を大きく上回り、今や四半期で売上高1000億ドル(10兆4000億円)を超える巨大企業となった。製品別でもスマートフォンのiPhoneの売上高が前年同期比17%増、タブレットのiPad41%増、パソコンのMac21%増を達成した。テレワーク、在宅学習による需要増も寄与したようだ。
アップルの販売を地域別で見ると、大中華圏(中国本土・香港・台湾)が同57%増と突出していた。中国経済は20年、世界でもまれな2・3%成長を達成、アップル製品のけん引役になっている。このアップルの好調さを受けて、代表的なサプライヤー(部品供給会社)である米スカイワークス・ソリューションズの同期決算も、売上高、利益ともに事前予測を大幅に上回り、株価も史上最高値を更新した。
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週刊エコノミスト
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