中国のTPP参加「ハードル高いがかなり本気」の理由
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中国が環太平洋パートナーシップ協定(TPP)への参加準備を着々と進めている。TPPは元々、米国主導の「対中包囲網」として動き出した経緯があり、国有企業の優遇措置など、中国がクリアすべきハードルは高い。交渉関係者からは「中国当局はかなり本気」との声も聞こえるが、実現可能なのだろうか。
「現在、中国側はTPP参加について積極的に研究している。参加各国と(加入に関する)技術的な面で意思疎通と交流を図りたい」。中国商務省の高峰報道官は4日の定例記者会見でこう述べた。
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週刊エコノミスト
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