東京市場 ストラテジストが読む ワクチン接種進展で一段と強気相場=三宅一弘
有料記事
新型コロナウイルスのワクチン接種が昨年12月より英国、米国、欧州連合(EU)加盟国などで、そして日本でも2月半ば以降始まった。いくつかの条件の下、新型コロナに対する集団免疫を獲得するには全人口の約3分の2の免疫獲得が必要と言われており、今後のワクチン接種のペースがカギを握る。
ワクチン普及が進む北米、欧州、中東などの高所得国では今年半ばから夏場に累計ワクチン接種人数が全人口の60%超に達するとの見通しがある。仮にこのペースで接種が進めば、これら諸国では今年後半以降、集団免疫をほぼ獲得し、経済の正常化が急進展するだろう。コロナ禍で落ち込みが大きかった旅行・観光、空運・鉄道、外食などのサービス産業の本格的な回復が期待される。グローバルな株式投資マネーは集団免疫の獲得で経済正…
残り512文字(全文852文字)
週刊エコノミスト
週刊エコノミストオンラインは、月額制の有料会員向けサービスです。
有料会員になると、続きをお読みいただけます。
・1989年からの誌面掲載記事検索
・デジタル紙面で直近2カ月分のバックナンバーが読める