東京市場 ストラテジストが読む 今年後半、割安株に買いが浸透へ=秋野充成
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株式市場は一段と強気に傾いている。米国株式市場はダウ平均、ナスダック、S&P500の主要3指数がそろって高値更新基調を継続している。新型コロナウイルスのワクチンの普及、大規模な財政出動による経済正常化期待から「ラッセル2000指数」「S&P小型指数」などの割安株、景気循環株の指数が堅調な一方で、長期金利に大きな上昇傾向が見られず、ナスダック100指数、主要IT企業の株価を反映させた「FANG指数」などの高成長株指数も高値を更新する勢いが続く。
企業業績が拡大する中、成長株の1株当たり純利益(EPS)上昇が顕著だ。金融緩和度が依然として高く、株価調整とそれに伴う株価収益率(PER)の低下が回避されていることが影響している。米国株の強気の構図は当面続くと想定される。
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週刊エコノミスト
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