今週のポイント ECB政策理事会(3月11日) 追加緩和は迫られず=高山武士
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3月11日にECB(欧州中央銀行)は政策理事会を開催し、金融政策方針を決定する予定である。ECBは昨年3月以降、新型コロナ対策として順次緩和策を強化してきた。
軸となる政策は、PEPP(パンデミック緊急資産購入策)とTLTRO3(貸し出し条件付き資金供給オペ)である。これらは時限的な措置であったが、コロナ禍が長期化していることから、昨年12月には緩和策を延長・拡充している。現在は1.85兆ユーロの資産購入の少なくとも2022年3月末までの実施、また有利な金利による3年物流動性供給策の2…
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週刊エコノミスト
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