アサヒGHDのトップ交代 国内首位陥落で「ケジメ」
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アサヒグループホールディングス(GHD)の小路明善社長兼CEO(最高経営責任者)=写真=が3月25日付で代表権のない会長に退く。次期社長兼CEOには勝木敦志専務兼CFO(最高財務責任者)が就く。この人事を巡り、「国内のビール類シェアでキリンに11年ぶりに首位の座を奪われたケジメを付けた」(業界関係者)との声が出ている。
2016年3月にトップとなった小路氏は、ビール4社の中で国内依存度が高い状況に危機感を持ち、海外ビールメーカーを相次いで巨額買収。その結果、海外比率は一気に高まり、「グローバルメーカーの仲間入りをした」と胸を張ったが、その代償で国内では苦戦が続き、キリンに王座を奪還されてしまった。
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週刊エコノミスト
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