今週のポイント 2月の消費者物価指数(3月19日) エネルギーのマイナス寄与縮小へ=山下大輔
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3月19日に2月の消費者物価指数(全国)が発表される。消費者物価(生鮮食品を除く総合、以下「コアCPI」)の推移を振り返ると、エネルギー価格下落やGoToトラベルによる宿泊料下落などから、2020年8月から6カ月連続で下落した。
21年1月には、GoToトラベル停止の影響で、前年比のマイナス幅が0.4ポイント縮小したが、エネルギー価格による押し下げは続いている(1月のエネルギー価格の寄与度はマイナス0.7%)。
なお、1月のコアコアCPI(消費者物価〈生鮮食品及びエネルギーを除く総合〉)は6カ月ぶりに前年比で上昇に転じた。GoToトラベル停止以外にも在宅時間増加に伴う家具・家事用品の上昇などが寄与した。
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週刊エコノミスト
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