マーケット・金融THE MARKET

ドル・円 ドル押し下げ局面に=高島修

 年初からの米ドルの反発に変化の兆しが出てきた。3月17日の米連邦公開市場委員会(FOMC)の際、発表された米連邦準備制度理事会(FRB)の経済見通しでは2023年末まで現在の金利据え置きが示唆された。事前に利上げが示唆される可能性があるのではないかとの見方もあったことから、ハト派サプライズとなった。

 だが、パウエルFRB議長は会見で最近の金利上昇を止める必要はないとの姿勢を繰り返し、30年など長期ゾーンでは金利上昇が継続した。それにもかかわらず、米ドルはユーロや円などに対してほぼ全面的な反落となった。

残り176文字(全文430文字)

週刊エコノミスト

週刊エコノミストオンラインは、月額制の有料会員向けサービスです。
有料会員になると、続きをお読みいただけます。

・会員限定の有料記事が読み放題
・1989年からの誌面掲載記事検索
・デジタル紙面で直近2カ月分のバックナンバーが読める

通常価格 月額2,040円(税込)

週刊エコノミスト最新号のご案内

週刊エコノミスト最新号

4月30日・5月7日合併号

崖っぷち中国14 今年は3%成長も。コロナ失政と産業高度化に失敗した習近平■柯隆17 米中スマホ競争 アップル販売24%減 ファーウェイがシェア逆転■高口康太18 習近平体制 「経済司令塔」不在の危うさ 側近は忖度と忠誠合戦に終始■斎藤尚登20 国潮熱 コスメやスマホの国産品販売増 排外主義を強め「 [目次を見る]

デジタル紙面ビューアーで読む

おすすめ情報

編集部からのおすすめ

最新の注目記事