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ルネサスの火災事故は「人災」 経済に打撃、生産は17日再開=中島三佳子

    「今回の火災事故は間違いなく人災だ」――。半導体国内大手ルネサスエレクトロニクスの那珂工場(茨城県ひたちなか市)で3月19日に起きた火災事故について、同業他社の首脳たちはそう指摘する。化学物質で汚染された工場の復旧は2011年の東日本大震災後の復旧作業以上に深刻だ。

     同工場には、マイコンをはじめとする車載用半導体などを生産する、ルネサス唯一の300ミリウエハー対応ラインと200ミリラインがある。火災が発生したのは300ミリライン。01年に量産開始した、システムLSIで世界初の300ミリラインだが、ここの生産が完全にストップした。主に、日産自動車、SUBARU、ホンダ向けの製品を供給するルネサスの主力工場で、これら完成車メーカーが大きなダメージを受けている。

     世界的な半導体不足が続き、昨秋後半からは車載用半導体も品薄になっているとき、火災事故で国内の供給能力が大幅ダウンしたことは、自動車メーカーや電装品メーカーなど、裾野が広い産業への影響は計り知れない。

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