「逆ざや」現象でローン控除見直しも=平澤朋樹
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住宅ローン控除率は「年末の残高の1%」で、ローンの支払金利が年1%以下であれば、当初10年間は利払い額よりも控除額が多い状態となる。つまり、実質的に金利を受け取りながら住宅ローンを借りる「逆ざや」状態となる。
例えば、一般住宅建物(消費税10%抜き)が3000万円、変動金利は0.44%(金利は13年目まで変動しないと仮定)、ローン残高7000万円(13年目までローン残高は4000万円以上と仮定)、返済期間35年、元利均等で借り入れしたケースを考えてみよう。
控除率と支払金利差の0.56%分(=1%-0.44%)、金額でみると最初の10年間だけでも400万円が最大控除額となる。
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週刊エコノミスト
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