ドル安トレンド再び=佐々木融
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ドル・円 ドル安トレンド再び=佐々木融
昨年半ば以降ドル安が続いている。貿易量で加重平均した名目実効レートベースでみると、世界の金融市場が新型コロナウイルス感染拡大から回復し始めた昨年5月ごろから年末までに約10%下落。今年1~3月で3%程度反発したが、その分は4月以降の約1カ月で失い、再び下落トレンドに戻ったようである。
ドルは中長期的な下落トレンドを続けると考えており、それが結果的にはドル・円相場においてドルの緩やかな下落につながるとみる。ドルを取り巻くファンダメンタルズ(経済の基礎的条件)が3点で急速に悪化しているからだ。
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