半導体市場の動向と企業のシェア=編集部
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企業別売上高ランキングを見ると、上位5社の顔触れは19年と20年で変わらないが、生産が集中しているファウンドリー(受託製造)大手のTSMCが売上高を前年から3割伸ばした。また、クアルコムは前年の7位から6位に、エヌビディアが同10位から8位にそれぞれ順位を上げた。
半導体市場は2017〜18年のメモリーバブルで成長が続いた後、19年は減少に転じた。20年は新型コロナウイルス感染症の拡大がDX(デジタルトランスフォーメーション)の加速などで需要を増大させ、市場は成長に転じた。特にアジア太平洋地域と米国が成長をけん引した。
20年の製品別市場では、ディスクリートと光素子が減少した一方で、DXで需要が増大したロジックICとメモリーが成長をけん引した。21年はロジックICとメモリーに加えて、ディスクリートや光素子も成長に転じる見込みで、すべての製品領域で成長が見込まれている。
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週刊エコノミスト
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