原油は65~70㌦=柴田明夫
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原油 65~70ドルでもみ合い=柴田明夫
米ニューヨークWTI原油価格は、6月に入り1バレル=68ドルを付けた。国際エネルギー機関(IEA)は5月の月報で、2021年の世界石油需要は、前年比で日量542万バレル増の9638万バレルまで回復すると予測している。
ただ、イランの核合意を巡る協議が進展したとの報道が、上値を抑えている。
石油輸出国機構(OPEC)の5月月報によると加盟13カ国の4月の原油生産量は日量2508・3万バレルで、前月から2・6万バレル増加。イランの産油量は239・3万バレルで、前月比22・6万バレル増加した。イランでは核協議が進展し、原油輸出が再開されれば、需給が緩む恐れがある。6月の大統領選挙に向けて、対外強硬路線のライシ師への候補一本化が進んでいる。
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週刊エコノミスト
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