マーケット・金融

3~5年後にも地銀を傘下に=東海東京FH石田建昭社長(次期会長)

インタビュー 東海東京フィナンシャル・ホールディングス 「3年後にも地銀を傘下に…」

「3年後にも地銀を傘下に収めることを視野に入れる」 石田建昭 東海東京フィナンシャル・ホールディングス社長最高経営責任者

── 2007年にスタートした地銀との合弁証券会社の状況は。

■合弁証券は7社となり、2021年3月期の預かり資産は1兆8187億円に上る。最初の設立から10年間で3倍と増えている。月に300億〜400億円増のペースだ。他の地銀との提携を含めて、今後3年で3兆〜5兆円が目標だ。合弁証券はリテール(個人)中心だが、これからは法人向けビジネスを強化する。IPO(新規株式公開)、M&A(企業の合併・買収)のニーズを取り込み、新市場を開拓したい。

 協業する銀行との関係は、現時点では、あくまで主役は銀行であり、当社はサポート役に徹する。地銀にとって直接資本を入れられるのは抵抗があるだろう。地銀自前の証券子会社も同様だ。経営が苦しいといっても地銀は“地方のチャンピオン”だ。我々は“滅私奉公”という姿勢で臨む。

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