5月の鉱工業生産は増産が一服か=山下大輔
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今週のポイント 5月の鉱工業生産指数(6月30日) 生産増は一服か=山下大輔
5月の鉱工業指数が6月30日に発表される。鉱工業生産指数(季節調整値)の推移を振り返ると、新型コロナウイルス感染症の感染拡大により、2020年2月から5月にかけて大きく低下した。繰越需要の顕在化により、緊急事態宣言解除後の6月から10月に急回復した後は、需要が一巡したことなどで低下した。
21年に入ってからは、緊急事態宣言などの発出にもかかわらず、2月を除き、前月比で増加が続き、4月には感染拡大前の水準に回復した。一般に、製造業は景気連動性が高いが、このところの感染拡大の影響はサービス業を中心に表れており、内外での設備投資需要を背景に製造業への影響は非常に限定的だ。
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週刊エコノミスト
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