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国際金利指標「LIBOR」 世界2京円の取引で利用 公表停止で金融不安も=厚治英一
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「世界の金融界の共通言語」ともいえる変動金利の国際指標、LIBOR(ライボー)(ロンドン銀行間取引金利)の公表停止が半年後に迫った。世界の金融市場、日本の市場にどのような影響が及ぶのか、世界が注視している。
LIBORは、英国のインターバンク取引(銀行間の短期資金取引)を基に、代表的な銀行(パネル行)が提示する金利に基づき、米ドル、英ポンド、円など5通貨建てレートが、それぞれ、3カ月物など7期間ごとに毎営業日公表されている。円建てレートは「円LIBOR」と呼ばれる。
世界の市中銀行はLIBORに金利を上乗せして住宅ローン金利や企業向け融資金利を決めるなど、あらゆる金融取引にLIBORを使っており、その取引額は実に世界で2京円を超える。
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週刊エコノミスト
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