マーケット・金融THE MARKET

「プライム市場」で優良株が活性化=三井郁男

東京市場 ストラテジストが読む 来年4月の東証再編、優良株有利に=三井郁男

 新型コロナウイルスの変異株(デルタ株)の拡大には警戒が必要だが、国内のワクチン接種が1日当たり100万回を突破し加速してきた。五輪開催が目前となり、人々の行動が活発化し経済が正常化に近づく。秋口にはワクチン接種率は5割に近づき10~12月には内需も改善して企業業績の回復を後押しするだろう。

 6月の米連邦公開市場委員会(FOMC)で市場予想より早期の米連邦準備制度理事会(FRB)の金融緩和縮小の示唆があり株式市場は調整した。ただ、2013年に早期の金融緩和縮小が示唆され、市場の混乱を招いた当時と比べれば株式市場の調整期間や下落率は小さく、投資家の不安心理を示す「VIX指数」はFOMC前の15~18の水準に低下。米主要大型株で構成されるS&P500指数とハイテク株中心のナスダック指数は…

残り485文字(全文868文字)

週刊エコノミスト

週刊エコノミストオンラインは、月額制の有料会員向けサービスです。
有料会員になると、続きをお読みいただけます。

・会員限定の有料記事が読み放題
・1989年からの誌面掲載記事検索
・デジタル紙面で直近2カ月分のバックナンバーが読める

通常価格 月額2,040円(税込)

週刊エコノミスト最新号のご案内

週刊エコノミスト最新号

4月30日・5月7日合併号

崖っぷち中国14 今年は3%成長も。コロナ失政と産業高度化に失敗した習近平■柯隆17 米中スマホ競争 アップル販売24%減 ファーウェイがシェア逆転■高口康太18 習近平体制 「経済司令塔」不在の危うさ 側近は忖度と忠誠合戦に終始■斎藤尚登20 国潮熱 コスメやスマホの国産品販売増 排外主義を強め「 [目次を見る]

デジタル紙面ビューアーで読む

おすすめ情報

編集部からのおすすめ

最新の注目記事