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商社2021 解剖!5大商社の財務④三井物産編 堀社長新体制で今期過去最高益へ

今年4月、専務だった堀健一氏が社長に就任し、新体制が発足した。かつては資源・エネルギー事業が利益の7~8割を稼ぎ、「資源商社」の色合いが強い。

 2021年3月期は前期比14・3%減の3354億円だった。資源・エネルギー事業が全体に占める割合は6割程度にまで下がったが、それでも同分野の底堅さが目を引いた。豪州鉄鉱石事業は、鉄鉱石価格の上昇が追い風となり前期比527億円増の2242億円を稼いだ。取り込み利益(三井物産の出資比率に応じた子会社、関連会社の純利益の取り込み額)の高い事業には、銅鉱山やLNG(液化天然ガス)など資源・エネルギー事業関連が並ぶ。

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