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ロシア株 利上げ警戒感が重しに=堀江正人

ロシア株 利上げ警戒感が重しに=堀江正人

 ロシアのRTS株価指数は、昨年の米大統領選終了後から今年1月半ばにかけ、世界的な金融緩和と投資家のリスク許容度の高さを背景に上昇、その後は一進一退となったが、今年4月以降、再び上昇に転じた。1~3月期の経済成長率は前年同期比1・4%減と、昨年10~12月期よりも下落率が縮小し、景気は回復基調だ。

 一方、今年5月のインフレ率は6%となり、4月(5・5%)に続いてロシア中央銀行の目標である4%を大きく上回った。ロシアの主力輸出品である原油の価格が高騰しているため、エネルギー企業を中心に株価上昇が期待される状況になっている。

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