ドル・円 ドル高継続=高島修
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ドル・円 ドル高継続=高島修
為替市場は奇妙なドル高が進んでいる。6月の米連邦公開市場委員会(FOMC)で“利上げ示唆”というサプライズ後も米長期金利は緩やかな低下基調となり、それを好感した米株は底堅い。
典型的なリスクオン環境にあるが、従来のようにドル安とはならず、対ユーロや対豪ドルなどでドルは反発色を強めている。
解釈の難しいドル高だが筆者の理解はこうだ。欧米勢のリアルマネー(長期投資家)を中心に、予想外の上昇を続ける米株に高値警戒感がある。米株調整の引き金となり得る要因の筆頭候補は米金利上昇で、リスクヘッジとして米国債は保有しがたい。
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