穀物は在庫が歴史的低水準=柴田明夫
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穀物 7月急落も再び上昇予測=柴田明夫
シカゴ穀物相場は7月に入り急落した。大豆は1ブッシェル=13ドル台前半まで値を下げ、トウモロコシも同6ドルを割り込んだ。米農務省が6月30日に発表した「作付け実地調査報告」では、トウモロコシの作付面積が、当初予想から大幅に増加したことが嫌気された。大豆の作付面積はほぼ変わらないが連れ安となった。
だが、米中西部では依然、熱波への警戒心が強く、受粉期を迎えたトウモロコシの作柄への影響が懸念される。米農務省の生育状況報告によれば、7月4日時点での主要生産18州のトウモロコシの出穂率は10%で、平年(2016~20年平均)の14%から遅れ、作況の“優”と“良”を合わせた比率は64%(昨年74%)にとどまる。
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週刊エコノミスト
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