今週のポイント 米国雇用統計(8月6日) 労働供給の回復を見極め=窪谷浩
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8月6日に米国で7月の雇用統計が発表される。労働市場は新型コロナに伴う大幅な落ち込みからの回復過程にあるが、労働供給の回復遅れから一部で人手不足がみられており、労働需給を見極める上で注目される。
6月を振り返ると、非農業部門雇用者数は前月比85.0万人増と前月の同58.3万人増や市場予想の同72.0万人増を上回り、2020年8月以来の増加ペースとなった。もっとも、雇用者数は依然として新型コロナ流行前(20年2月)を676万人下回っている。業種別では娯楽・宿泊業が前月比34.3万人増となったほか、州・地方政府の教育関係雇用が同23.0万人…
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週刊エコノミスト
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