8月の機械受注統計、製造業の設備投資は今後も堅調か=山下大輔
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今週のポイント 機械受注統計(10月13日) 製造業の設備投資は堅調か=山下大輔
8月の機械受注統計が10月13日に公表される。設備投資はこのところ持ち直しの動きがみられる。法人企業統計の設備投資(ソフトウエアを含む)は、2021年4~6月期に前年比では5四半期ぶりに増加した。コロナ禍でも設備投資の持ち直しが続くかを考える上で、設備投資の先行指標である機械受注統計の民需(船舶・電力を除く)の動向は注目される。
7月の機械受注統計を振り返ると、民需(船舶・電力を除く、季節調整値)は前月比0.9%増であった。単月での振れをならしてみても増加トレンドを維持している。ただし、製造業と非製造業で持ち直しの動きの差が顕著だ。製造業は、海外経済の回復を背景に受注金額が堅調に増加している(季節調整値で前月比6.7%)。
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週刊エコノミスト
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