経済・企業

厳選 米国株投信・ETF25銘柄=篠田尚子

厳選 米国株投信・ETF25銘柄=篠田尚子

 米国株人気は、投資信託の世界でも顕著だ。S&P500指数や全米株式などのインデックス連動型は、つみたてNISAの定番銘柄として確固たる地位を確立したほか、今年6月には、アクティブ型でも純資産残高1兆円の大台を突破するファンドが誕生した。また、米国の取引所に上場する米国ETF(上場投資信託)も、取引時間中にリアルタイムで売買ができる即時性や、豊富な銘柄展開を背景に個人投資家の人気を集めている。

初級者はインデックスから

 これから投資信託やETFを活用して米国株に投資するなら、まずは市場全体を網羅したインデックス連動型(表1)を押さえておくとよい。というのも、米国株式というカテゴリーは、継続的にアルファ(超過収益)を獲得している優良なアクティブファンドの数が他の資産タイプと比べると少ないためだ。米国株市場は、時代ごとに成長性の高い企業が時価総額上位に名を連ね、敗者は自動的に退場していくという自浄作用が働いているため、インデックス(市場平均)を上回る超過収益を獲得し続けることが難しい。であれば、S&P500指数や全米株式型などのインデックス連動型投信、またはETFを米国株投資の入り口とした上で、エッジの利いたアクティブ型やETFでポートフォリオに追加的な「味付け」をしていくことが望ましい。

 また、投資信託とETFそれぞれの特徴についても確認してお…

残り1135文字(全文1735文字)

週刊エコノミスト

週刊エコノミストオンラインは、月額制の有料会員向けサービスです。
有料会員になると、続きをお読みいただけます。

・会員限定の有料記事が読み放題
・1989年からの誌面掲載記事検索
・デジタル紙面で直近2カ月分のバックナンバーが読める

通常価格 月額2,040円(税込)

週刊エコノミスト最新号のご案内

週刊エコノミスト最新号

4月30日・5月7日合併号

崖っぷち中国14 今年は3%成長も。コロナ失政と産業高度化に失敗した習近平■柯隆17 米中スマホ競争 アップル販売24%減 ファーウェイがシェア逆転■高口康太18 習近平体制 「経済司令塔」不在の危うさ 側近は忖度と忠誠合戦に終始■斎藤尚登20 国潮熱 コスメやスマホの国産品販売増 排外主義を強め「 [目次を見る]

デジタル紙面ビューアーで読む

おすすめ情報

編集部からのおすすめ

最新の注目記事