半導体・IT、注目の11銘柄=今中能夫
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半導体・IT 11銘柄=今中能夫
最先端の微細化技術、露光装置、AI用GPUなど、独自の強みをもつ企業への引き合いは強い。
(今中能夫・楽天証券経済研究所チーフアナリスト)
TSMC(TSM) 3ナノ量産に300億ドル超の投資
台湾で創業された世界最大の半導体受託生産業者(ファウンドリー)。半導体業界は、従来の開発から生産、マーケティング、販売を1社で行う垂直統合モデル(代表例がインテル)から分業モデルに変わりつつあり、TSMCはこの流れに乗って成長している。
また、2022年に回路線幅3ナノの最先端製品の量産開始と半導体不足に対応するため、年間300億ドル以上の大型設備投資を実施中である。分野別売上高では、通信(主にスマートフォン)向けからHPC(高性能コンピューティング)向けに成長分野がシフトしている。
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週刊エコノミスト
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