経済・企業

長期投資に向く厳選の米国ETF8銘柄=今井正之

長期投資に向く厳選の米国ETF8銘柄=今井正之

 FIRE(経済的な独立、早期リタイア)達成のための資産形成には、高リターンの投資先が長期間・安定的に収益を上げることが必要とされる。米国株式のETF(指数連動型の上場投信)は、そのニーズを満たす受け皿として機能している。

 米国経済は今後も長期的な成長が見込まれる。米国株の場合は、たとえ株価が割高な時期に投資を始めたとしても、長期間投資を続けていればさらなる上昇が期待できる。また、米国株ETFは「株式指数連動型」や、高配当株などに絞った「テーマ型」など多数の種類がある上、個々の商品が集める資金規模が大きく、後述するように経費率を下げやすい。

 S&P500株価指数をベンチマークとする低コストのインデックスETFは、日米で多数上場されており、手軽に始められる。純資産総額世界トップの「SPDR S&P500 ETF」(日米で上場)、同2位の「iシェアーズ S&P500 ETF」(日本では「iシェアーズ S&P500 米国株 ETF」として上場)、同4位の「バンガードS&P500ETF」などだ。

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