マーケット・金融THE MARKET

東京市場 ストラテジストが読む エネルギー価格高騰で商社に追い風=藤戸則弘

 エネルギー価格の高騰が続いている。原油価格の国際指標であるニューヨークWTI原油先物価格は10月5日、一時1バレル=79・4ドルと、2014年以来の高値を付けた。背景にあるのは、コロナショックからの回復が急速で需要が増加した一方、供給サイドは設備投資を控えた上に、サプライチェーンの混乱が継続しているためだ。

 エネルギー関連企業は地球温暖化をもたらす二酸化炭素の排出業種でもあり、世界的な気候変動対策重視の潮流に対応して、オイルメジャー(国際石油資本)各社は設備投資を削減してきた。米国のシェール関連企業も同様であり、米エネルギー省の統計によれば、米国の原油生産量は日量1110万バレル(9月24日時点)と、20年2月のピーク同1310万バレルを下回った状況が続いている。

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