投資・運用

目指せ1億円!? FIREへの資産形成 鉄板すぎる4ステップ=横谷聡

 FIRE(経済的な独立、早期リタイア)を目指して資産形成するには、特別な方法が必要というイメージがあるかもしれない。しかし、その運用方法は実は、従来用いられているオーソドックスなものである。すなわち、「家計改善」→「貯蓄」→「運用資産拡大」→「配当・利子収入獲得」という4ステップである。この4ステップを着実に踏むことが、資産の積み上げにつながっていく。

 ◆ステップ1 家計改善

 FIREは、給与の4割以上と賞与のほとんどを貯蓄・運用に回さないと実現しないだろう。貯蓄・運用の原資を確保するために、まずは家計改善から始めたい。保険、自動車などの固定費、携帯電話料金やゲーム課金など「固定費ではないけれども固定費のように見える費用」が、今のプランで十分なのか再考するとよい。変動費でも消費の一つ一つに「本当に必要か」と疑問を持ちながら生活すれば、相当額を確保できるだろう。

 ◆ステップ2 貯蓄

 家計改善で確保したお金は、まずは貯蓄する。運用原資を確保する段階だ。この時期に、自分はどのような生活を送りたいのか、どの程度の出費をするのか、いつどのようなライフイベントを思い描くのか、などを考慮し、FIREに必要な資産規模をはじき出す。その上で、その資産規模に到達するための運用計画を立てるとよい。

 ◆ステップ3 資産拡大

 一定の貯蓄ができたら、資産を運用し、拡大していく。個別銘柄からの配当や投信からの分配金を受け取るのは、この段階では非効率だ。キャッシュ(現金)の創出は、給与所得に頼ればよい。

 資産拡大には、分配型ではない投信やETF(上場投資信託)に投資するのが効率がいい。というのは、分配金なしの再投資型の投信やETFは、再投資の際に通常、購入時手数料がかからないため、複利効果(運用益がさらに運用益を生む効果)を高めることで、資産拡大のペースを加速させることができるからだ。

 また、投資先やリ…

残り1629文字(全文2429文字)

週刊エコノミスト

週刊エコノミストオンラインは、月額制の有料会員向けサービスです。
有料会員になると、続きをお読みいただけます。

・会員限定の有料記事が読み放題
・1989年からの誌面掲載記事検索
・デジタル紙面で過去8号分のバックナンバーが読める

通常価格 月額2,040円(税込)

週刊エコノミスト最新号のご案内

週刊エコノミスト最新号

8月23日号

電力危機に勝つ企業12 原発、自由化、再エネの死角 オイルショックを思い出せ ■荒木 涼子/和田 肇15 電力逼迫を乗り越える 脱炭素化が促す経済成長 ■編集部16 風力 陸上は建て替え増える 洋上は落札基準を修正 ■土守 豪18 太陽光 注目のPPAモデル 再エネは新ビジネス時代へ ■本橋 恵一2 [目次を見る]

デジタル紙面ビューアーで読む

おすすめ情報

編集部からのおすすめ

最新の注目記事