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ビッグ4トップにインタビュー③ IPO監査で実績多数=EY新日本監査法人 片倉 正美理事長
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会計士 4大監査法人トップインタビュー EY新日本監査法人 片倉正美 IPO監査で実績多数
日本を代表する監査法人トップに働き方改革や成長戦略を聞いた。
(聞き手=横山渉・ジャーナリスト/編集部)
── IPO(新規株式公開)監査で2021年は34件の実績があった。
■IPOに当たっては、公開前2年分の会計監査が必要だ。水産練り物製品で有名な紀文食品が東証1部に上場した際は、当法人が監査を担当した。長い社歴があっても経営者の考えで株式公開していない企業はまだある。一方で、IPO監査の顧客として多いのは、IT(情報技術)やAI(人工知能)を使った製品やサービスを提供している会社だ。後払い決済サービスを手掛け、東証1部に上場したネットプロテクションズホールディングスもその一つ。当社は17年から5年間で137社のIPO監査の実績があり、監査業界全体でトップの29%のシェアがある。
── IPO監査の面白さ、要点は。
■当社は、グローバル展開する大企業の監査を手掛けており、数年前からAIやデジタルトランスフォーメーション(DX)で品質の向上と監査プロセスの変革に取り組んできた。一方で、次の日本経済を引っ張り、世界市場を目指す新しい会社の支援も私たちのパーパス(存在意義)にそぐうので力を入れている。IPO監査は、若手会計士が大企業の監査で培った知見で顧客への指導力を発揮できるので、人気のある仕事だ。I…
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週刊エコノミスト
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