首都圏人気路線の安全度第3弾~京王線の災害リスクでヤバイ駅はあの2駅
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入社・転勤、入学などに伴って路線や駅を起点に物件を探す人も多いだろう。人気路線駅別の「災害リスク安全度」を探った。
京王線は、東京都区内の西側の武蔵野台地に位置する新宿駅を起点として、府中駅まで主にこの台地の上を西に向かい、分倍河原駅から京王八王子駅までは主に多摩川、浅川の低地沿いを通る路線だ。
聖蹟桜ヶ丘は低地
ハザードマップで浸水が想定されていない、つまり浸水しないとされている駅は11あり、水害リスク安全度1位はこれら11駅だった。特に国領駅~府中駅の平坦な台地の上では西調布駅で浸水深0・5㍍未満となるものの、それ以外の調布、府中など8駅が浸水想定区域外として集中した。台地の上にある初台、代田橋、京王八王子の3駅は浅川の低地沿いだが川より少し高い場所にあり、浸水想定区域外だった。12位は水害リスクが比較的低いといえる、想定浸水深が0・5㍍未満(主に道路冠水~床下浸水未満)でこれも11駅。新宿、笹塚、上北沢、仙川の4駅など、新宿~つつじが丘駅間の台地上の駅に目立った。
浸水リスクに注意が必要な想定浸水深0・5㍍以上3・0㍍未満(床上浸水以上2階浸水未満といえる想定浸水深)の駅は、明大前、千歳烏、八幡山、柴崎の4駅と、多摩川北岸の中河原駅、多摩川南岸~浅川沿いの百草園駅~北野駅だった。
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週刊エコノミスト
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