リモート勤務は対面より成果があがるか=寺野隆雄
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NTTは7月から、国内のどこでも自由に居住して勤務できる制度を導入すると発表した。主要会社の従業員の半分となる約3万人を対象に、出社が必要になった場合は飛行機の利用も認め、上限を設けず交通費を支給するという。このような施策は小さな企業であれば容易に実施できるのだが、大企業では非常に思い切った内容である。新型コロナウイルスの感染拡大により、私たちの働き方は大きく変わった。大学の授業形態も否応なしに変えざるを得なくなった。しかし、こうした遠隔勤務の方法は、従来の対面での働き方に比べて何が成果となるのだろうか。最近、私が経験した人工知能(AI)を巡る研究との関係で考えてみたい。
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週刊エコノミスト
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