首都圏・近畿・中部・福岡で価格が高い駅はここだ! 中古マンション価格ランキング
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本誌は、日本全国のマンション価格を調査している東京カンテイの協力で、東京23区、23区以外の首都圏、近畿圏、中部圏、福岡県の築9~11年の中古マンション価格を駅別に調べ、順位付けした。
ランキング全体の傾向として、新型コロナウイルス感染拡大が始まる前は「職住近接」(職場や都市中心部までのアクセスが良い物件)の需要が高かったが、今回は若干の変化が起こっている。首都圏のマンションは、三鷹や吉祥寺(東京)、横浜(神奈川)や大宮(埼玉)など近郊の物件が住環境、広さ、価格のバランスを考えて人気が上がっている。
東京23区でトップとなったのは、港区の六本木一丁目駅で、値上がり率は111%(約2倍)となった。これまでは港区の中でも3A(麻布、青山、赤坂)の一等地の中古価格がまず上がっていたが、最近は周りの地域にも波及している。赤羽橋、麹町、芝公園などもその効果が出たことで上位に躍り出た。特に赤羽橋、芝公園は新築分譲時の価格は上位の中でも低い割に、緑地や東京タワーが近く景観が良いという理由から、一等地よりも伸びしろがあると判断されているようだ。(東京23区のランキングその1・その2)
また、これらの地域は森ビルが着工している「虎ノ門・麻布台プロジェクト」の恩恵も大きい。
23区を除く首都圏のランキングでは、2位に片瀬江ノ島駅がつける意外な結果となった。同駅は値上がり率で68・9%と高い。都心からのアクセスは決して良くないものの、リモートワークの普及によってアクセスよりも住環境の良さが重視されたこと、富裕層のセカンドニーズなどが起因となり中古価格が大幅に上がった。今後はこのような需要で価格が上がるところも増えてくると思われる。(首都圏のランキングその1・その2:近畿圏のランキング)
中部圏1位の中村区役所駅は名古屋駅の西側に位置し、リニア中央新幹線の建設に伴う再開発の恩恵を受けた。同駅の近…
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週刊エコノミスト
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