経済安保重視でも、生産が国内回帰しても、やはり“中国依存” 李智雄
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米中デカップリング(分断)が叫ばれるが、経済的な結び付きは強いままだ。日本も例外ではない。
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ウクライナ侵攻以前から、世界には亀裂が存在していた。米国トランプ政権の誕生と、その後の対中制裁の強化だ。経済規模の接近、拡大する米国の対中貿易赤字、中国の防衛費の増大などが、米中の覇権争いに発展した。
顕著だったのは先端技術に関する規制だ。「2018年輸出管理改革法(ECRA)」が成立し、新興・基盤的技術を対象とした輸出規制の構築などがなされ、半導体関連が含まれることとなった。
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