《アウディ》EV比率増と国内店舗への再エネ導入を加速(編集部)
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アウディは車両と店舗の脱炭素化を加速している。
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独アウディが日本市場で電気自動車(EV)と再生可能エネルギーの導入を加速している。今年3月に旗艦EVを大幅改良したほか、日本のエネルギー会社と提携し、超高速の充電施設を設置。販売店のカーボンニュートラル(温室効果ガス排出量実質ゼロ)化も進める。高級車市場では環境や「サステナビリティー(持続可能性)」への対応が購入の際の重要な判断材料になりつつあり、取り組みを強化することで、ブランドイメージを高める。
日本法人アウディジャパンは2022年、日本で2万750台を販売。そのうち、バッテリー駆動のEV(BEV)は808台で、比率は3.9%だった。今年は、昨年11月から販売を本格化した戦略EV「Q4 e-tron」を通年で販売するほか、3月から旗艦EV「e-tron」を大幅改良した「Q8 e-tron」の受注を開始した。これらの新車効果により、今年のEV比率は昨年比3倍の12%を目指している。
同時に、急速充電ネットワークを拡充する。大型蓄電池の製造、EVの充電施設などを手掛けるエネルギー会社「パワーエックス」(東京・港区、伊藤正裕社長)と提携し、最大出力240キロワット時の蓄電池搭載型急速充電器を国内のアウディ店に導入する。さらに、欧州で展開している大型充電施設「アウディ・チャージングハブ」を国内でも展開する。…
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週刊エコノミスト
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