日本の半導体製造装置メーカー 微細化競争脱落でシェア低下 和田木哲哉
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日本が半導体の先端微細加工競争から脱落したことが、成長領域における国内製造装置メーカーの苦戦につながっている。
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半導体及び半導体製造装置市場は調整局面にあるが、筆者を含む三菱UFJモルガン・スタンレー証券の調査チーム(以下、我々)は、調整は遠からず終わり、中長期的には、両市場とも再び高い成長を遂げると期待している。
我々が市場の起爆剤として期待しているものの一つがチャットGPTに代表される生成AIであり、半導体及び半導体製造装置市場の最大のけん引役であるサーバーの需要を大きく押し上げると予想している。生成AIを使用して検索、データ分析などを行うと、サーバーのプロセッサーやメモリーへの負荷は1桁大きくなる。
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週刊エコノミスト
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