ガチャのハピネットや古着のゲオHD 資産5億超の個人投資家が注目する5銘柄はこれだ! www9945
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20代で株式投資を始め、50代の今は資産が5.8億円という個人投資家、www9945氏に注目銘柄を聞いた。
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米金融当局は2024年の5月か6月に利下げに転じ、ドル・円相場は円高方向に向かうだろう。今まで円安の恩恵を受けてきた日本企業の株価は下がると考えられ、日経平均株価にはそう強気になれない。24年末は3万5000円ぐらいだろう。買われるのは、円高の恩恵を受けやすいグロース株になると見ている。
まず挙げたいのは玩具卸大手ハピネットだ。政府が新型コロナウイルス感染症の行動規制を緩和した3月以降、繁華街の人出が増え、同社が取り扱うトレーディングカードの販売店や、「ガチャガチャ(カプセル玩具)」の利用が増えた。訪日客(インバウンド)の増加も寄与し、業績は好調に推移している。10月17日には4〜9月期の業績予想を上方修正し、その後開示した本業のもうけを示す営業利益は前年同期比44.2%増と極めて好調だった。それでいて株価収益率(PER)は14倍台と割安だ。同社の筆頭株主は発行済み株式の約26%を保有するバンダイナムコホールディングス(HD)。
「ユニクロより安い」好感
レンタルソフト大手のゲオHDは運営する中古店「2nd STREET(セカンドストリート)」が好調だ。7〜9月期売上高に占めるセカンドストリートが扱う中古衣料・服飾雑貨の比率は33%に達している。実質賃金が下がる中、「ユニクロより安く服が買える」と若者の人気が高まっている。中古衣料・服飾雑貨の売上高は前年同期比31%増だった。好業績を受けて11月11日には24年3月期営業利益予想を42.9%上方修正した。
USEN–NEXT HDは五つの事業セグメントを営む。23年8月期営業利益が最も多いのは有線放送などの事業だが、前期比増加率が最も高い7.3倍だったのはエネルギー事業だ。商業施…
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週刊エコノミスト
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