《2024年末見通しアンケート》専門家に聞く!消費者物価
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2024年末の消費者物価指数(生鮮食品除く総合、コアCPI)の前年同月比の見通しをエコノミストに聞いた。(回答は11月28日時点)
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小林真一郎(三菱UFJリサーチ&コンサルティング主席研究員)
◆予想(前年同月比)1.5%
政府の物価高対策は来年4月に打ち切られると想定しており、その反動による物価の押し上げ効果はあるが、年間を通じて原油など資源価格が安定して推移することや、円高が進むことで、物価上昇圧力は徐々に和らいでいく見込み。人件費や物流コストの増加によってサービス価格が緩やかに上昇し、物価上昇率の縮小は緩やかなペースにとどまるが、それでも夏場には2%を割り込むと予想。年末には1.5%まで低下しよう。ただし、食料などの価格上昇は続き、消費者の警戒感は薄れない。(こばやし・しんいちろう)
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週刊エコノミスト
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