《2024年末見通しアンケート》専門家に聞く!長期金利
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2024年末の長期金利(10年物国債金利)の見通しを債券市場などの専門家に聞いた。(回答は11月28日時点)
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丹治倫敦(みずほ証券チーフ債券ストラテジスト)
◆予想 0.5%
日銀が物価目標とする2%の「安定達成」はハードルが高く、金融緩和の正常化には踏み切れないであろう。足元のインフレは食料品価格の上昇や円安によるコストプッシュ型が長引いたものにすぎず、賃上げを伴う持続的な物価上昇には至らないとみる。海外でも、米連邦準備制度理事会(FRB)の利下げへの転換により、米長期金利が低下に転じると予想する。市場が織り込んできた緩和正常化への期待が剥落し、海外金利の低下にも追随する形で、円長期金利は低下すると考える。(たんじ・のりあつ)
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週刊エコノミスト
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