新規会員は2カ月無料!「年末とくとくキャンペーン」実施中です!

教養・歴史 2023年の一冊 

かつて黒衣だった半導体が今や時代の主役 半世紀を超える興亡史 近藤伸二

『半導体戦争 世界最重要テクノロジーをめぐる国家間の攻防』 クリス・ミラー著 千葉敏生訳 ダイヤモンド社、2970円

>>特集「2023年の一冊」はこちら

 新型コロナウイルスの感染拡大で、世の中の実態がはっきりと見えてきた。明確になったのは、半導体がなければ立ち行かないという世界経済の脆弱(ぜいじゃく)さだ。先端品の製造が台湾と韓国に偏っているため、地政学リスクを引き起こしている安全保障面の現実も浮き彫りになった。

 これまで半導体は産業の黒衣役であり、専門家が実情を把握していればよかった。だが、今や、半導体についての知識を持たなければ、誰もがスムーズに社会生活すら送れない時代を迎えている。

残り491文字(全文788文字)

週刊エコノミスト

週刊エコノミストオンラインは、月額制の有料会員向けサービスです。
有料会員になると、続きをお読みいただけます。

・会員限定の有料記事が読み放題
・1989年からの誌面掲載記事検索
・デジタル紙面で直近2カ月分のバックナンバーが読める

通常価格 月額2,040円(税込)が、今なら2ヶ月0円

週刊エコノミスト最新号のご案内

週刊エコノミスト最新号

11月26日号

データセンター、半導体、脱炭素 電力インフラ大投資18 ルポ “データセンター銀座”千葉・印西 「発熱し続ける巨大な箱」林立■中西拓司21 インタビュー 江崎浩 東京大学大学院情報理工学系研究科教授、日本データセンター協会副理事長 データセンターの電源確保「北海道、九州への分散のため地産地消の再エネ [目次を見る]

デジタル紙面ビューアーで読む

おすすめ情報

編集部からのおすすめ

最新の注目記事